工具の基礎知識

【暗電流の測定方法】

■暗電流とは?
車の駐車状態(エンジン停止状態)で消費する電流を一般的に暗電流と呼んでいます。
家電製品で言うと、待機消費電力です。

最近の車はスマートキーやセキュリティ、エンジンスターターなど、電流を必要とするものが多く、暗電流が多くなるとバッテリーの放電が早まり、エンジン始動が困難になりバッテリーが上がってしまいます。

基準ですが、最近の車は一般的に暗電流は45〜65mA(0.045〜0.065A)あると言われています。ただ車種やオプションなどで異なりますので上記を参考にして下さい。

測定時は、キーを抜いて、全ての電源をOFF(ライト、ルームランプ)駐車状態にする。

○突入電流で大電流が流れてヒューズが切れたら困るので、まずは高いAレンジで計測していきます。

測定の最初は、数100mAの電流が流れますが、少しずつ下がっていきますので、落ち着くまで待ってから測定してください。

○マイナス端子は外して計測します。

ターミナル脱着時、車両の電源が切れない様に注意してリード線を当てて計測してください。

○アンペアで計測したところ、今回は0.028Aが流れていました。

正確に測りたい場合は、レンジをmAに変えて再度測りなおしてください。

○ミリアンペアで計測したところ、今回は28.83mAが流れていました。

結果、今回の測定した車両は28.83mAでしたので正常でした。

■応用編!!

○暗電流が高かった場合、テスターで電流を確認しながらヒューズを1個ずつ抜いて測定していきます。

○電流が落ちるところを探して、その系統のトラブルシューティングをして下さい。

※バッテリー上がりが発生した場合は、ジャンプしたときの車両の状態を良く確認して、スモールやルームランプ、キーの状態を良くみておかないと、どの部分でトラブルを起こしたのか判断できなくなります。

※暗電流を測定するときは、テスターレンジの確認とテスターのヒューズの断線、測定中のケーブル外れが無いか等を確認しておかないと、お客様の車両のバックアップが初期化してしまう恐れがあります。

○リード線は、計測後必ず外すか(V)の位置にして下さい。

そうしないと、電圧・抵抗の測定時にテスター内部のヒューズが断線してしまいます。


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