PICK UP ITEM バックナンバー
スナップオン FDX(フランク・ドライブ・エクストラ)ソケット
YFSM191他
○今週のスナップオンピックアップアイテムは、進化したフランクドライブソケット、FDX(フランク・ドライブ・エクストラ)ソケットのご紹介です。
今回は、FDXを個人的に解析してみました。
○2018年、信頼性の高いツールと技術により、新たにFDX(フランク・ドライブ・エクストラ)を開発致しました。
1965年に開発された、スナップオンのソケット特許取得済のフランクドライブシステムが今回新たにFDX(フランク・ドライブ・エクストラ)として進化いたしました。
○ファスナー角を再設計し、グリップを向上させ従来のフランクドライブよりも25%以上の強度を向上させました。
○ダメージファスナーへのグリップ力を従来のフランクドライブから50%向上させ、さらにトルクをかけることが可能になりました。
(トルクの掛かる部分が内側に入る為、設計上12ポイントはできません)
○実際になめたM12ボルトを用意して実験してみます。
○なめたボルトを万力に挟んでしっかりと固定します。
○従来のフランクドライブソケットでは、滑ってしまいトルクをかけて回すことが出来ませんでした。
○FDXソケットを使用すると、M12ボルトの規定トルクの50N.m以上のトルクをかけて締めることが出来ました。
○さらにFDXソケットでなめたボルトを緩めることもできました。
○写真で分かるように、FDXソケットは従来のフランクドライブソケットに比べ、なめたボルトでもしっかりと面が当たり締め付けることが出来ます。
○ボルトを装着した遊びの状態は、FDXソケットはほぼ水平にぴったりと装着できるのに対し、従来のフランクドライブは遊びが多いので角度が付いてしまいます。
使用する箇所によって、FDXソケットか従来のフランクドライブソケットを使い分けるのが良いと思います。
自分の見解ですと、ボルトが舐めった場合や固くて舐める可能性がある時にFDXの出番で、クリアランスが狭い分、通常作業はフランクドライブソケットを使用するのが、最大のタイムセービングになると思います。
あと、ボルト(インチなど)によっては製造にバラツキがある物は入りが固い場合も有りますので、注意が必要です。
○ファスナー角度もFDXは浅く設計されており、頭の浅いボルトもしっかりとトルクをかけて締めることが出来ます。
○サイズ刻印も一新し大きく見やすくなり、ソケット形状も段差により持ちやすくリリースしやすい形状になりました。
○パテント(特許)ナンバリングも入っています。
動画もありますのでご覧ください。
Snap-on FDX
詳しくは、ツールズショップ伊賀までご連絡ください。
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